La Vie en rose

漫画ス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トへの愛を綴る二次小説ブログです。多分に同人要素を含みますので、苦手な方や嫌いな方、また、同人という言葉をご存知ない方は、お入りにならないように願います。

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binary star(13.5)

こちらはス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トの二次小説です。
嫌悪感を抱かれる方、苦手~って方、二次って何? な方は回れ右でお願い致します。
ス/キ/ビ/スキーさんだけお入り下さいませ。

しかも原作沿い好きさんには申し訳ありませんが、オリキャラ、捏造、蓮キョ外、馬の骨あり、正にごった煮です。勿論、蓮キョ派の真蘭なので、そっちも盛り込みますが、とにかく、いつ終わるか判らない程に長くなります。
出来る事ならば、何でもバッチコォ~~~イな方だけお越し下さいませ。
※パラレルに原作を盛り込んだカンジ(?)です。


ではでは、どうぞ。




binary star(13.5)


時は少しだけ遡る。




「キャップっ!!!!た、た…た…大変ですっ!!!!」

バタンっとドアを乱暴に開け放ち、一人の青年が駆け込んでくると、数人の男達が一斉に顔を上げた。

「何だよ、うるせぇな……。もちっと静かにしろや。」

窓際の陽が差し込む一等席のデスクには、『週刊ブースト編集長』のプレート。靴を履いたままの足をデスクに投げ出し、男は煙草を銜えたままだらしなく身を沈めた椅子から身体を起こす。途端ジーンズに落ちた灰を軽く払ってから、煙草を摘まんで灰皿に押し付けた。

「おめぇの大変は、そう大したこたねぇからな。だいたい、敦賀ちゃんの渡米以上に大変なコトがあんのか!?……まぁ、俺は心が広いから聞いてやるけどな……。」

どうも人を小馬鹿にした様子で、男は前に立った若者にニヤリと視線を向けた。




「…………『京子』がマンション引き払って行方不明!!??そのうえ突然の引退……。あの変人社長があんだけ目をかけてた京子がか……!?しかも今朝になって事務所ホームページのプロフィールページに短文でひっそり小さく引退報告……ってか……。おまけに親友で女優の琴南奏江までが活動休止!?…………平川にしちゃ大した情報だったな…………。……一体何が起こってやがる……? アメリカのジョージからは連絡がねぇし、どうも敦賀ちゃんの突然の渡米っつーのも臭ぇんだよなぁ……。」




平川と呼んだ若者の話を全て聞き終えて、週刊ブーストを編集長として率いる男は、胸のジャケットからマルボロを取り出した。

短く刈り込んだ髪と無精髭だらけの顔。よく鍛えている事が見てとれる体躯に、背は決して低くない。ジーンズと白いシャツに黒い革のジャケットを軽く羽織る姿は、何処ぞの拘り強い何でも屋監督辺りを思い起こさせる。最もこちらの方が大分歳上であろうが。




「だいたいジョージの包囲網から逃れられるヤツなんていやしねぇんだ。アイツの顔の広さは異常だし……。アイツの大好きなクー・ヒズリやアキラ・ナナエを越す逸材だって、散々焚き付けたから、手ぇ抜いてる筈はねぇし。……そのアイツでさえも敦賀ちゃんの情報がねぇなんてなぁ……。」

アメリカで活動する友人の凄腕パパラッチまで巻き込んで、日本一の俳優を追い掛けているにも関わらず、未だに情報一つ入る様子はない。

要するに、敦賀蓮の行方が掴めないのだ。

「宝田さんトコならきっと『Mr.D』が絡んでるのは間違いないのに、そっち関係から当たっても駄目なんてなぁ……。」

ちっくしょ~う、と、口の中で呟く編集長へ、平川が遠慮がちに口を開く。

「……あのぅ、……何スか? その『Mr.D』ってのは……?」

白く薄い筋を燻らせて若い部下へ苦い顔を向けた。

「……自分で調べろや……って言いてぇトコだが、まぁ、ココは日本だからな……。俺らのよーな、三流記事書く人間にゃあ中々馴染みはねぇからよ、特別に教えてやる。」

どうにも偉そうな態度でそこそこに長い足を組むと、机の隅に置いた缶コーヒーに手を伸ばし、それからゆっくりと話始めた。




「『Mr.D』、アメリカショービズ界の大物だ。本名エルトラ・デュリス。元俳優で映画プロデューサー。若い頃のキャリアだが、超ヒット映画の主演もしてるぜ? ……ところがだ……、これからって時に撮影中の大怪我で第一線を退いてる。……ただな、それからの活躍がすげぇ。どっから掘り出して来たんだか判んねぇような無名の新人、落ちぶれちまって名前も思い出せねぇベテラン、それからデビューしても泣かず飛ばずで燻って年だけ取っちまった売れねぇヤツなんかを主演に起用して作る映画が悉く大ヒット。しかも、そのMr.Dの連れて来る俳優、女優ってのが、皆ハリウッドで大成功ときたモンだ。その成功の数々から、演劇に携わる人間からは『勝利者の父』とも呼ばれてる。そんでもって、敦賀蓮の所属するLMEの社長ローリィ宝田とは旧知の仲だそうだ……。」




年若い部下に自身が知る情報を話終えると、編集長らしい男は天井を仰いだ。男が上半身を揺らす度に椅子の背もたれがキィキィと音を立てる。

「敦賀ちゃんと京子の話は元々お前さんが掴んで来たモンだからな……。まぁ、そんときゃ敦賀ちゃんに凄まれて退散してきてっけど。スキャンダル無縁男の敦賀ちゃんが珍しくデビューもしてない新人に構ってるってんで、沸いたよな~。あれから二年近く追っ掛け続けて、ヤツラがくっついてんのは明白なんだよなぁ……。決定的な一枚が撮れてないってだけでよぉ……。」

平川を一瞥して、編集長・坂井信次は目を瞑って掌で額を軽く叩いた。ゆっくりとリズムを刻んでいく額がペチリペチリと小さく音を立てる。

やがて音が止むと、その手をチョイチョイと振って、一番近くのデスクでペンを走らせる男を呼び寄せた。

「な~んか色々とデッケェモンが釣れそうなんでよ、俺も現場出てくるわ!!後はおめぇに任すっ!!」

無責任な編集長へゲンナリとした視線を送ると、呼び寄せられた副編集長の土橋は不承不承頷いた。

「へぃへぃ、言うと思った……。適当なトコでちゃんと戻ってきて下さいよ!?あと連絡だけは取れるようにして下さい。あ、領収書無くしたら、絶対に経費で落とさないですからね!?」

一通りの忠告を受け流しながら、坂井は嬉しそうに汚く使い古した愛用のバッグに取材道具を詰め始めた。










邪魔者登場。リンドウの撮影現場でウロウロしてた記者君が平川君ってゆー設定を捏造です。……確か、名前は出てなかったよね? 『週刊ブーストで~す』だけしか言ってなかったかな……と……。(←不安なら読み返せっ!!)
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  1. 2012/05/07(月) 15:00:00|
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まとめ【binary star(13.5)】

こちらはス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トの二次小説です。嫌悪感を抱かれる方、苦手〜って方、二次って何? な方は回れ右で
  1. 2012/11/01(木) 12:32:14 |
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