La Vie en rose

漫画ス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トへの愛を綴る二次小説ブログです。多分に同人要素を含みますので、苦手な方や嫌いな方、また、同人という言葉をご存知ない方は、お入りにならないように願います。

いつか、君と~5000拍手到達記念フリー~

こちらはス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トの二次小説です。
嫌悪感を抱かれる方、苦手~って方、二次って何? な方は回れ右でお願い致します。
ス/キ/ビ/スキーさんだけお入り下さいませ。

皆様のお陰でここまで参りました。

『5000拍手到達』

信じられません!!快挙です!!(自分的に)

ささやかながら、感謝の気持ちを込めまして、フリーです。お持ち帰りOKです!!

ではでは、どうぞ。




いつか、君と~5000拍手到達記念フリー~


映画撮影の為、一ヶ月の長期地方ロケ。自分の撮りがなければ、その時は東京に戻って他の仕事。勿論、それが終わればロケ先にとんぼ返り。その他にも、映画撮影の合間を縫って、雑誌やテレビの取材を受けたりして、俺は相変わらず、忙しい日々を送っている。




「お疲れ様でした。明日も宜しくお願いします。」
擦れ違うスタッフに挨拶をすると、俺はマネージャーと共に迎えの車に乗り込んだ。




「……じゃあ、明日は8時15分にロビー集合な。」
「了解です。社さんもゆっくり休んで下さい。」
俺の言葉に社さんが苦笑する。
「……まぁ、ここじゃゆっくりするしかないからな……。それよりも、お前こそ疲れた顔してるんだから、ゆっくり休めよ!!泣いても笑ってもあと、四日だ!!頑張ろうなっ!!」
そう言いながら、ヒラヒラと手を振って斜め前のドアの中へと消えていった。

片田舎と言っても差し支えない、とある地方の小さなホテル。周りにはカラオケや居酒屋やなどの、所謂、遊べる場所が皆無で、とても静かな所だ。三方を山に囲まれ、秋の紅葉が有名だと言っていた。その季節にはそれなりの人出があるそうだが、山は既に白く染まり、すっかり冬の装いとなっている。




社さんを倣い自分に割り当てられた部屋に入ると、行儀が悪いとは思いながらも、疲労からそのままベッドへ寝転び目を閉じる。

ここ最近、こうして目を閉じていると、必ず脳裏に浮かぶ女性が居る。

「……心が……求めているんだろう……な。」

すっかり顔を合わせなくなって久しい、後輩タレントの眩しい笑顔が甦る。

「……せめて、声だけでも聞きたい……。って、用もなく、理由もなく、……じゃ、無理か…………。」

気分を変えようと、俺はベッドから身を起こした。




ダウンジャケットを着込み、小さなバルコニーへ出ると、山々の間からヒョッコリと顔を出した月が、見事なまでに輝いていた。真円に近い、少しだけ欠けた月が、優しく、けれど、どこか力強く闇を照らしている。
「綺麗だな……。」
けっして真夜中ではないのに、点在する民家の灯りはほとんどなく、辺りは冷気と静寂に包まれている。

そのままどれくらいの時を過ごしたのか、ふと、気付くと、月は天空へと向かい、すっかり山の頭上へ昇っていた。
「……あっ!!雲が……」
ほとんど丸い月の下の方に、細く伸びた雲がかかる。
「これって……っ!!」

俺はポケットを探った。

俺の大きな掌にスッポリと収まった、小さな機械を開く。2~3回程のボタン操作をすると、画面がカメラのそれへと切り替わった。

「カシャッ…カシャッ………カシャッ……カシャッ…………カシャッ」

何度目かに撮った月の姿が幻想的で、すぐ、東京に居るであろう、『メルヘン思考な女の子』へ見せたくなった。

「……そんなに、……遅くないし、平気…………だよな?」

そのまま携帯の画面で時間を確認すると、俺はメール画面を呼び出して、文章を打ち始めた。
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  1. 2011/01/20(木) 22:30:00|
  2. 記念品(フリー)
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desire

こちらはス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トの二次小説です。
嫌悪感を抱かれる方、苦手~って方、二次って何? な方は回れ右でお願い致します。
ス/キ/ビ/スキーさんだけお入り下さいませ。

一応、蓮→キョ(カイ→セツ風味)ですっ!!
仄暗いですよ!!……とゆーか、蓮の思考回路がアブナイです。細かい原作設定無視した感じですっ!!

な・の・でっ!!出来れば蓮キョなら何でも良いわ~、バッチコォ~~~~~イな方だけお読み頂きたく存じます。

ではでは、どうぞ。

※実は我が家が開設半年を迎えました(既に過ぎちゃったんですけどねっ)
日頃の感謝を籠めて、こちらはフリーと致します♪
こんな暗くても良いよ~っ!!なんて強者が居たら、どうぞ、ご自由に持って行きなっせ~(^o^)





desire


夜中にふと目覚めると、あの自宅マンションでは聞こえる筈のない微かな寝息と、感じる筈もない色濃い気配。

隣のベッドを見遣れば、居る筈のない『あの子』が存在する。




「…………そういえば、今夜は『カインとセツ』だったか…………。」
自分に言い聞かせる様に呟く。

掛けた寝具からは肩や腕が出ていて、薄暗い部屋に白く浮かぶ。『セツ』だからと、『最上さん』であれば、絶対に身に付けない様なナイトウェアーなのか、肩に掛かる細い線しか見受けられない。

「……本当にこの設定は、……どうにかならないかな……。」

理性の限界を既に超えてしまったのか、此処に二人きりで居ると、物騒な事しか思い浮かばない。

……いや、理性は辛うじて保っているのだろうか? 俺の、…………欲望に塗れた薄汚い願望を、現実にしない限りは…………。




『おはよう、兄さん!!』

『おやすみ、兄さん。』

『ちゃんと食べてね!!』

『お酒ばっかり呑まないのっ!!もうっ!!』

『煙草は身体に良くないのよっ!?』

『ちゃんと髪の毛乾かして寝てよねっ!!』




そんなセツの純粋な兄妹愛が心を擽ると同時に、全てを壊してしまいたい衝動に駆られる。

寝る前、浴びる様に呑んだ酒の酔いなど、まるで水しか飲まなかったのではないかと思う程に醒めている。
「あんなにも酒を呑んだところで、殆ど意味がないってのは、どういう事だ……?」
バッカスの呪いでもかかっているのか、呑んでも、呑んでも、精々が少し身体が温かくなるくらい……。お陰で、望んだ深い眠りは訪れる事なく、代わりに浅い眠りが齎すものは、間違いなく自らの願望を形にした『悪夢』。




「……敦賀さん……? 眠れないんですか?」




不意に掛けられた声に、鼓動が跳ねた。




「…………あ……っと、ごめ……ん。起こして……しまったかな?」

『悪夢』を思い起こしていた後ろめたさに、上手く声が出ない。

「大丈夫です。自然に目が醒めてしまっただけなので、気になさらないで下さい。」
薄暗い室内で、その身を起こしてニッコリと微笑む君の姿だけが、はっきりと見える。

「もしかして、寝る前に沢山お酒召し上がってたから……、喉渇きましたか?」
俺の様子がおかしいと気付いているのか、姿はセツなのにも拘わらず、その言動は狂おしい程に愛しい『最上さん』のもの。

ちょっと待ってて下さいね、と、そう言ってベッドから降り立つ君の姿に息を呑む。

「ち…ちょっと、待って!!最上さん待ってっ!!」
ベッドから飛び降りて、クローゼットから真新しいガウンを引っ掴む。ホテルに備え付けてあった物が、何となく気に入らなくて、カインのキャラクターに合わせて、自分で何着か用意した物だ。

「これ、着て? そんな格好じゃ風邪引いちゃうから……。」

ガウンをその小さな体に掛ける。……全く、セツに合う物だからって、あんなに腕やら足やら、露出だらけのナイトウェアーを選ばなくても……。毎日、セツがシャワーを浴びている間に寝具に潜り込んで、蓑虫状態で寝たフリしていたのは正解だった。あんな姿を毎日見てたら、俺はとっくの昔に(……と言う程、此処で過ごした訳ではないが……)彼女を襲ってた。
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  1. 2010/12/17(金) 20:00:00|
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